「Third AI 生成AIソリューション」、MCP ClientおよびMCP Server対応を完了　～外部システムとの連携強化で、多様な業務要件に一層柔軟に対応～

AIインテグレーションサービス「Third AI」を提供するJTP株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：森 豊、以下：JTP）は、2025年6月11日、生成AIのビジネス活用を支援する「Third AI 生成AIソリューション」において、外部データの取得・連携を可能にする MCP（Model Context Protocol）ClientおよびMCP Serverの両機能への対応を完了したことをお知らせします。これにより、社内外の多様なシステムやツールへのアクセスとデータ取得を効率的に行えるようになり、拡張性・運用性を兼ね備えた次世代型の連携基盤を実現します。

■MCP ClientおよびMCP Server機能実装の概要

MCPは、Anthropic社が提唱したLLM（大規模言語モデル）アプリケーションと、外部システムを連携するためのオープン標準プロトコルです。2025年時点で業界標準として急速に普及しており、MicrosoftやOpenAIをはじめとする様々なAI企業の各種サービスがMCPに対応し、データの活用範囲が拡大しています。

今回のアップデートにより、「Third AI生成AIソリューション」はMCP ClientおよびMCP Serverの両機能を実装しました。

• • MCP Client機能
• Third AIから外部のMCP対応サーバーや多様なデータソース（クラウドストレージ、エンタープライズでデータベース、各種SaaSプラットフォームなど）に対し、標準プロトコルを用いて安全かつ柔軟にアクセスし、必要なデータを取得・連携できる機能です。
  
• • MCP Server機能
• Third AIプラットフォーム内部のデータやアセットを、外部システムやAIサービスなどから標準的な方法で安全に参照できるようにする機能です。
  

これにより、以下のような利点が実現し、企業のITエコシステム全体における情報接続性および利便性の向上に貢献します。

• • 迅速で統一化された外部データ参照・情報取得ワークフローの構築
• • 異なる業務ツールやAIシステム間をまたいだデータドリブンな業務推進
• • 多岐にわたる情報資産の有効活用と内部統制の強化
• • 社外AIサービスや各種SaaS環境からThird AI内の必要データ・知識へのリアルタイムアクセス
• • 社内他システムやデータベースとの相互運用性のさらなる強化的生産性向上に一層貢献してまいります。
  

■Third AI について

Third AIは、チャットボットや画像検索などのAIソリューションを提供するAIインテグレーションサービスです。2023年6月に「Third AI 生成AIソリューション」の提供を開始し、これまでに120社以上の企業や組織が生成AIを安全に利用できるようサポートしてきました。本サービスでは、生成AIアプリケーションをお客様が契約するクラウド環境にシングルテナントでインストールすることで、高いセキュリティを担保します。また、SaaSとして開発されているため、新機能の追加やセキュリティ強化などが定期的に行われます。さらに、あらかじめ連携した組織内のデータをもとに、ユーザーの検索意図に沿った回答を生成する機能や、組織内での利用を促進するさまざまな拡張機能*1もご用意しています。これらの機能は、直感的で使いやすいWeb UI（ユーザーインターフェース）を通じて操作できるため、どなたでも簡単に利用できます。
*1：一部、別途オプション料金が必要な機能がございます。

サービスの詳細や導入事例は、下記のページよりご覧いただけます。

Third AI 生成AIソリューション
https://ai.jtp.co.jp/products/genai-solution

【イベント出展情報】
2025年6月11日から13日まで幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2025」に、Third AI生成AIソリューションをはじめとする生成AI関連サービスが出展します。
https://f2ff.jp/2025/interop/exhibitor/show.php?id=3224&no=1