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AIは立ち止まらない!Watson、画像認識、仮想アイドルまで、今注目のAI最新技術――第2回AI・人工知能EXPOレポート

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AIは立ち止まらない!Watson、画像認識、仮想アイドルまで、今注目のAI最新技術――第2回AI・人工知能EXPOレポート

東京・有明にある東京ビッグサイトにて、AI(人工知能)の展示会「第2回 AI・人工知能EXPO」が2018年4月4日~6日の期間で開催された。最新のAIについて知ろうと場内は熱気にあふれており、3日間合計で4万6323人の人が訪れた。

 今回のAI・人工知能EXPOで注目したのは、

・「チャットボット」
・「画像認識技術」
・「バーチャルアシスタント」

これらに注力する企業を紹介する。


■「Third AI」を中心に来場者にアピール――日本サード・パーティ


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日本サード・パーティのブースでは、同社が展開するAIソリューション「Third AI」についての概要を展示したほか、数回のセッションを設けてブースを訪れる人たちに同社の製品についての紹介デモを行った。 

ブースには「Third AI Solution System」についての説明パネルも用意されており、チャットボットに最適化された最新の対話エンジンである「IBM Watson Assistant」についての解説を展開。来場者にその技術の概要について紹介していた。


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○最新チャットボットエンジンIBM Watson Assistant

同社が展開するAIソリューション「Third AI」で重要な役割を果たすのが「IBM Watson Assistant」だ。
IBM Watson Assistantは、高度なテキスト解析とシナリオ対話を実装したIBM Watsonの最新機能となる。
以前利用されていたIBM Watson NLCでは、1問1答形式での単純な回答のみ可能だったが、IBM Watson Assistantでは聞き返しを利用した高度な対話が可能となっている。

日本サード・パーティ株式会社ではThird AIコンタクトセンターソリューションという名称で製品を提供している。
IBM Watson Assistantを利用し、

・顧客からの問い合わせに自動回答するチャットボット
・チャットボットで回答しきれない質問に人が対応する有人対応

この2つを組み合わせたハイブリッドチャットを提供する。


■AIによる顔認証システムでセキュリティーを構築――センスタイムジャパン

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センスタイムジャパンのブースは、同社が開発した認識技術についての展示を行っていた。デモとして行われていたのは、顔を認証して性別や年齢を判別するシステムのほか、同様な顔認証システムでチェックを行い、セキュリティゲートを通過する顔認証入退室管理システム。同時に多数の人間の顔認証を行っているデモは来場者の目を引いていた。

ちなみに同社の技術は、スマートフォンの人気アプリ「SNOW」にも採用されている。

 
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○AIEXPOにて出展されたテクノロジー

・SenseGuard
タブレットデバイスだけで顔パスを簡単に実現する顔認証入退室管理システム

・FaceNext
登録された人を高精度・高速に検出する監視カメラ顔認識システム

・SenseVideo
車両、二輪車、歩行者の検知・トラッキング・属性解析を行う技術

・HumanAction
目・鼻といった顔のパーツや肩・手足・腰といった骨格を認識する技術


○センスタイム

ディープラーニング技術を活用した画像認識分野でのテクノロジーに強く、中国銀聯やチャイナモバイルなど400社以上の顧客を持つ。
エヌビディアやクアルコムとも提携を結び、AIチップの開発も加速させようとしている。

・2015年
世界的な画像認識コンテストの「ImageNet」で1位を獲得し、その地位を確立。

・2016年
センスタイムジャパン設立。

・2017年12月
自動運転の実現を目指す本田技研工業株式会社との5年間の共同研究開発を発表

・2018年4月9日
アリババや複数の投資家から6億ドルの資金を調達、企業価値は30億ドルを超える。

さらなる資金を調達する交渉にすでに入っており、企業価値を45億ドル以上にすることを目標にしている。


■人気のAIアイドル「IA」の展示に人が集まる――モノゴコロ


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チャットボットや認証システムなどの展示が数多く見受けられたAI・人工知能EXPOの中でも、ちょっと異彩を放っていたのがモノゴコロブースだ。
同社が生み出した人気のバーチャルアーティスト「IA(いあ)」のデモには多くの人が集まり、歓声が上るほど盛況だった。
IAだが、ディスプレイ脇に設置されたマイクとカメラにより、

・来場者がどれだけいるのか
・どれだけの人が拍手したのか
・どれだけの人が挙手をしたのか

などがわかるようになっている。 

こうして集められたデータにより合成音声によるインタラクティブなリアクションが取れるのだという。
途中、IAによる歌も披露されたのだが、合成音声によるものとは思えないほどクリアではっきりした発声に、技術の進歩を納得させられた展示だった。

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○ノンバーバル(非言語情報)を解析するAI
バーチャルアーティスト「IA」では

・独自開発の「ノンバーバル解析AI」
・音声合成エンジン「AI Talk」

を利用している 

○IA

・2012年1月27日
ヤマハ株式会社の音声合成システム「VOCALOID™3」の音声ライブラリソフトウェアとして誕生。透き通るような高音域のロングトーンが最大の魅力、かつスピーディなロックやリズミカルなダンスミュージックを歌いこなす柔軟性も併せ持つ。その性能の高さとキャラクターが話題を呼んだ。

・2014年6月
アペンド版[IA ROCKS]とともにAmazon音楽制作ソフトランキングで1位を獲得。現在、関連動画再生回数は1億回を超える

・2017年7月25日
「バーチャルロボットプロジェクト」に株式会社エーアイ の「AITalk」を採用 

○ノンバーバル解析AI

ノンバーバルとは、英語で「非言語」を表す言葉。
同社では、

「表情」
「拍手」

など、言語を用いないコミュニケーションもAIで解析することができる。 

○AITalk
「AI+映像によるロボット」によってキャラクターの魅力を生かした表現が可能。
表示デバイスを問わず、実写や3D、アニメ風2Dなどキャラクター映像を映し出す。
AITalkの音声合成エンジンは、自然な合成音が特徴の「コーパスベース音声合成方式」を採用。人間らしく自然な音声で、自由に音声を合成が可能。エーアイのSaaS型のクラウドサービス「AITalk WebAPI」により、音声合成エンジンを組み込まずにスマートフォンやディスプレイ、テレビなどでバーチャルロボットの音声を利用できる。


■メディア運営とコンサルティング力について紹介――Ledge

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Ledgeブースでは、AIに関するメディアを運営するほか、事前調査から企画、要件定義、モデル構築と実証実験、移行・導入、プロモーションまでを一気通貫で提供できるコンサルティング能力についてのパネルを展示。

またブース内には研究中の、AIによる誤字・脱字自働検知システムを展示して、その技術力についてアピールしていた。
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記事執筆
今藤 弘一:メディアバンク株式会社

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